学校法人会計 AtoZ
学校法人会計に関する情報をお届けします。
建設仮勘定に対して基本金は組み入れる?
建設中の固定資産に関する支出は、完成するまでは「建設仮勘定」で処理します。


学校法人会計において、この建設仮勘定に対して第1号基本金を組み入れる必要はあるのでしょうか?


建設仮勘定は、建設途中ではありますが、あくまで「固定資産」の勘定科目です。
また、学校法人会計基準第30条第1項第1号では、取得した「固定資産」に対して第1号基本金を組み入れることを規定しています。


従って、この規定を文言通りとらえて、建設仮勘定についても第1号基本金を組み入れるというのが正解になります。


例えば、総額1億円の建物建築工事について、当年度に6,000万円の支出をし(未完成)、次年度に完成して残額の4,000万円を支払うとします。


この場合、当年度に支出した6,000万円は建設仮勘定に計上し、第1号基本金を6,000万円組み入れます。


次年度に、支払った残額4,000万円とともに、建設仮勘定を建物に振替え、第1号基本金の残額4,000万円を組み入れます。
(建設仮勘定振替仕訳についてはこちら


【参考】 学校法人会計問答集(Q&A)第16号 基本金に係る実務上の取扱いについて 2-12

周辺会計?預り金? 学校法人会計上処理をしない取引
学校に関連する団体の取引であっても、学校法人会計上処理をしない取引があります。
例えば、後援会費、PTA会費等に関連する取引です。


こうした団体の会費に関する収支は、周辺会計と呼ばれます。
周辺会計とは、その名の通り、学校法人会計の周辺に位置づけられる会計であり、学校法人会計上何ら処理を行いません。


このような取り扱いが行われるのは、会費として徴収した資金が、学校法人自体に帰属するものではなく関連団体等に帰属し、かつ学校に資金の管理責任が無い場合です。
このような状況であれば、学校法人としてはその資金には全くタッチしていませんので、会計上も処理を行わないというわけです。


逆に、学校に管理責任があるという約束があるような場合には、学校法人会計上は、会費として徴収した資金を「預り金」計上し、収支を計上することになります。
団体の資金を預かって管理しているという実態を会計上も表すために、このような処理を行います。


諸団体の会費等を周辺会計とするか、預り金処理とするかは、資金の管理責任を加味した上で各学校の判断により決定されることになりますが、一般的には、今回例で挙げたような後援会費、PTA会費については、周辺会計とすることが多いようです。


なお修学旅行費は学校法人会計上、預り金処理を行うこととされています。
修学旅行の資金は、学校が管理責任を負うのが通常であるためです。


【参考】
学校会計委員会報告第24号 「修学(研修)旅行費預り金の会計処理及び監査上の取扱いについて」


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